搾乳弁当を置いて、研修に出ると、今度は供給タンクが消費されないので、自分の胸が張ってきます。
最初はがまんして、ためまくっていました。
おっぱいはすごいことになります。
カチカチの岩みたいになって、青筋がばりばり浮き上がっています。こわい。痛い。
それだけじゃなくて、頭がぼーっとしてくるんですよね。
研修に出てても、話がアタマに入らなくなってくるので、だんだんトイレにいって出してくるようになりました。
最初はね、イヤなんですよ。すごく。

でもだんだん、平気になります。
母になると、最初ちょっと繊細にいろいろ感じていることが、だんだん「そんなことより目の前のこれが大事!」と思えるようになってくるんですよね。
最後は、搾乳器をもっていって、トイレでさくさく搾ってくるようになりました。捨てるのも気にせず、鼻歌とか歌って、最後は洗面台で、搾乳器を水洗いまでしちゃいます。
そこでそんなことしてるの、他の人には想像もつかないわけで、仮に洗面台で搾乳器を見られても、だいたいセミナーにくるような人はそれがナニかさっぱりわからないと思うんですよ。
そんな状況がおもしろがれるようになったんですよね。
外でもスリングの中で、堂々と授乳する気持ちと似てますね。
最初は抵抗があるけど、誰も気づかないし、そんなことよりオナカがすいたこのあかごを満たすほうが重要なんです。それで澄ました顔でね。
オシャレママも外で乳出してるとか思うと、なんだか微笑ましくて笑えます。
搾乳をしていると、どうしても実際に飲む量より上回って母乳を作ることになるので、一日の研修とかではどうしても作りすぎちゃうんですよね。
毎日研修にいくわけではないし、飲ませるリズムは一定でも、作るほうはめちゃくちゃになります。
おっぱいがバカになる〜、とあせったことも何度もありました。
しかも、出さずにおっぱいのなかで余らせてると、今度は熱をもって、つまったりします。
乳腺炎の初期です。これも痛い!
あまりにも胸が張る回数が多いと、皮膚がのびすぎて最後は垂れますので、そのあたりも細心の注意が必要です。
トラブルで助産院に駆け込んだとき、もらった「ゴボウの種」。
苦い。
乳腺は血管と同じなので、風邪を引いたときなどは「細くなる」らしいです。すると詰まります。
要注意。
授乳が終わったときは、本当に「おっぱいよお疲れ!」と健闘をたたえました。
研修生活は、父ラップ・実家・ちびラップ、そして私のおっぱいによって支えられたと思います。